オープンソースと医療技術が結びつく時

7月 12, 2010

たまには雑談。
7月10日付けの朝日新聞be フロントランナー掲載の記事は興味深い内容だった。
神戸大学医学部付属病院勤務の医師、杉本真樹氏のインタビューなのだが、
どこが興味深いのかというと、医療現場及び教育現場にてiPadやオープンソース
画像処理ソフトであるOsiriX(オザイリクス)を活用している点だ。

これまでも大学病院や研究機関ではMacOSがよく使われていることは知っていたし、
iPhoneやiPadを医療現場で活用している事自体は特に目新しいことではないかもしれない。
それでも、トップ写真で数人の医学生が診断用の画像が映し出されたiPadを手にして
眺めている様子は、かなりクールだ。

が、特に自分が感銘を受けたのは、千葉での地域医療勤務時において高価な画像処理
システムが導入できずにいたとき、無料で利用できるオープンソースソフトウェアである
OsiriXと出会い、導入・開発に携わったというエピソードだ。
OsiriXは元々ジュネーブ大の医療チームが制作したものだそうだが、
「臨床の立場から要望を伝えていてやりとりしているうち、一緒に開発に取り組むようになった」
とのことだ。そんな杉本医師の取り組みはAppleにも注目され、取材も受けている。
「高い機械を業者任せで導入するのではなく、自分で工夫して安く活用している点が注目された」
ようである。クールだ。これこそオープンソースの精神だ。

この朝日新聞の記事はやはり一部の医療関係者から注目されているようだ。
日本でこういう取り組みを実践する医師が増えていけば、幸せになる人が増えるかもしれない。

補足
OsiriXについてはWiki等を読んでも医療関係というか、医療IT用語が多く、正直よくわからない。
(自分は医療従事者ではないので理解する必要も、まぁ、ないのだが)
自分がすんなり理解できたのは、「OsiriXのPACS画像サーバー機能では、バックエンド
のデータベースエンジンにSQLiteを用いている関係で大規模な運用には向かない」
というところくらいだったなぁ・・・。
ちなみにPACSとは”picture archiving and communication systems”の略で、
「主に医療において使われるシステムで、CT, MRI, レントゲンフィルムなどの
医療用画像データをネットワークでやりとりすること」だそうだ。
↓ ↓ ↓
http://www.diana.dti.ne.jp/~s-kan/pacs.html

そんなOsiriXのスナップショットはこちらに。
医療従事者じゃなくても痺れるカッコいいインターフェースだ。


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